~教育旅行用体感プログラムの構築~
「モノづくりのまち東大阪/町工場のSDGs」
東大阪の製造業は、1990年時点では1万社を超えていたが、2016年には6千社を割っている。これが何を意味するのか?SDGsの「"S"」はサステナブルで、持続可能と訳されるが、動詞のサステインには「堪える、持ち堪える」という意味もあるそうだ。これが町工場の底力である。
日本にはいろんな名言が残されている。「働くは、端を楽にすること」「もったいない」「自分よし、相手よし、世間よし」「吾唯足るを知る」等々枚挙に暇ない。これらの言葉はまさにSDGsの考え方そのものではないだろうか?
私たちは、この取組にあたり全体を「町工場のSDGs」、各社を「わが社のSDGs」とネーミングした。町工場がどんな思いで地球的課題に向き合い、そして向き合っていくのか?新たなキャリア教育の舞台を町工場体験の中で示したい。
17のSDGsアイコン
SDGsでは17の目標と169の指標(ターゲット)が示されており、実に多岐に亘っている。モノづくりに携わる町工場にとっては直接・間接的にその多くが町工場経営者の経営目標とするものであるが、環境を意識した素材や機械の導入や、社員の働き方に気を配る等々、各社ごとにその向き合い方には強弱がある。各社ごとに「わが社のSDGs」と題し、各社の地球的課題への日々、日常的な向き合い方を示す。