甲子化学工業株式会社
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貝殻由来のエコプラ「カラスチック」への想い
近年、石油由来のプラスチックの存在価値が問われる時代になり、現在は、植物や食物由来のものが新たに開発がされているが、わが社はエコなものであったとしても新たに資源を消費することへの違和感を感じていた。そんな時に出会ったのが北海道のホタテ産地猿仏村(さるふつむら)で、加工したホタテの殻の廃棄が大変という情報だった。廃棄物から作るプラスチックこそわが社がイメージするエコプラスチックであり、数社で開発に取り組み、その最初の商品が防災用ヘルメット「ホタメット」だ。今後も新たな商品を発売予定だが、様々なものに活用されていって欲しい。
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逆境の中自分たちでできることに取り組むことで得た社会からの感謝
2020年の新型コロナウィルスの流行は、わが社も事業活動をストップせざるを得ない事態となったが、そんな中「何か自分たちでできることはないか」と考えたモノづくりに取り組むことができた。そうして出来上がったの「アームハンドル」と「アームスライダー」。多くの学校や医療機関で導入いただく結果となり、自分たちにできることに取り組むことで、後から事業は付いてくるということを学ばせていただいた大きな機会になった。そこから、地域や社会の課題を解決する事業を行う方針へと転換している。上記のホタメットもその中の1つ。
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開かれたモノづくりで担い手育成
現在、まだ閉鎖され過ぎていると感じるモノづくり業界。モノづくりを身近に感じていただくことが必要だと考えた中に、こーばへいこうやモノづくり観光への取り組みを知り、2022年度から参画。担い手不足解消の一助になれればと考えている。